福利厚生が充実した職場への転職をするのなら、気持ち良く最初の一歩を踏み出したいものです。そのために大事なのが円満退職です。転職後のことは心配ないとしても、退職がスムーズにいかなければ後悔が残る転職になってしまいます。そこで今回は、看護師が円満退職をするために覚えておきたいポイントについて紹介します。
退職の意向を最初に伝えるべき相手は上司です。同じ職場の悩みを共有できる同僚に相談したくなるかもしれませんが、退職の意向を上司が噂で耳にすることだけは避けなければなりません。
次に大切なのが、退職の意向を伝えるタイミングです。就業規則に退職に関する規定が記載されているはずなので、早めに確認しておきましょう。退職したい時期や日時がはっきりしているならば、できるだけ早く伝えることをおすすめします。早い時期に欠員が出ることが確定すれば、管理職や人事も早く次の人員確保に動くことができます。本来ならギリギリのタイミングでも問題ないのですが、円満退職を目指すならできる限り現場に負担をかけない形が望ましいでしょう。
離職率を気にする病院なら、なんとか退職を引き止めようとする可能性もあります。職場の事情などを考慮に入れて、最適のタイミングで退職の意向を伝えるようにしましょう。具体的な方法については、Select Wallの「【看護師の退職】病院を退職したくてもできない！引き留め策を封じ込める対処法」が参考になります。
退職の知らせは職場にとって一大事なので、噂が広まるときは一瞬です。最初に伝えた上司から一気に噂が広まることがあるほどです。あまり早い段階で退職のことが伝わると、退職理由や転職先などについて周囲からしつこく詮索されてしまう場合があります。最終的には公言しなくても噂で広まってしまうかもしれませんが、やたらと自分から言わないようにしたほうが退職までの日々を落ち着いて過ごすことができるでしょう。
退職が決まると、ホッとしてつい気が緩んでしまうことがあります。看護師の場合、少しの気の緩みが大事故につながるおそれがあります。大きな問題を起こしての退職は後味が悪いものです。退職を伝えたら、いつも以上に気を引き締めて残りの日々を過ごしましょう。退職するその日まで、丁寧な仕事をするよう心がけてください。引き継ぎが必要な業務を担当しているならば、後任の人が困らないようきちんと引き継ぎを行います。紹介したポイントを意識して丁寧に行動すれば、職場に不必要な波風を立てることなく円満退職できるでしょう。
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